健康とは、心身がすこやかな状態をいいます。
心と身体が元気な方が健康ということです。
でも、身体がしんどいと、気分も塞ぎがちになりますよね。
ということは、
健康はまず、身体が元気であることが第一条件だと思います。
では、身体が元気な方の条件とは、どういうことでしょうか?
当院ではまず、
『扁桃』が充実していて
『胃の気』があり
『瘀血』(おけつ)がなく
自然治癒力(免疫力)がある状態のこと―
これらが揃うことが、身体が元気になる条件と考えています。
当院では、これらの条件を整えることで「治る身体」に導いていきます。
江戸時代の儒学者、貝原益軒の『養生訓』のなかで、「胃の気は元気の別名なり」というくだりがあります。
脾胃の働き(食物の消化吸収)が良くなれば元気で暮らせる、という意味です。
食物は、まず胃に運ばれて消化吸収し、各器官に栄養を分配し、全身の機能に影響を与えます。
ということは、健康な身体は、まずなによりも『胃の気』を充実させることから始めなければいけません。
血液の流れが悪くなり、滞りがちな状態をいいます。(『瘀』
とは停滞の意味です)
血液には赤血球(酸素を運びます)、白血球(細菌・ウイルスなどの異物を攻撃します)、血小板(傷口を塞ぎ、止血作用があります)などの大事な役割があります。
『瘀血』のある状態になると、これらの役割が低下し、あらゆる病気の原因になります。
思考力も落ち、モノ忘れも増えます。皮膚にはつやがなくなり、シミやアザができます。筋肉もこわばり、肩こりや筋肉痛の原因になります。
ひどくなると、粘度が高いため、血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
血液は栄養を運んでいるので、あらゆる異物(最近やウイルスなど)のエサになり、感染症などの原因となります。
例えば、生理の経血は『瘀血』です。ですから、生理不順の方は『瘀血』による病気になりやすい、ということになります。
血液をサラサラにするということが、いかに大切な事か、おわかりになるでしょう。