
ご存知だとは思いますが、糖尿病は鍼灸治療適応疾患です。WHO(世界保健機関)でも認められ、当院でも、その効果をあげています。糖尿病の治療は、病院では、薬の処方が治療の中心です。
現在も、多くの薬が処方されています。
しかし、薬は、いつまで飲み続ければいいのでしょうか?
薬には、必ず副作用があります。
どんな薬でも、飲み続けると副作用の心配は出てきます。
肝臓で薬は分解されます。
しかし、長期間薬を服用すると、肝臓のもつ解毒作用が低下し、感染症などをひきおこす原因になるからです。
糖尿病で一番心配な事は、合併症です。
血糖値が高い事ではありません。
この事は糖尿病の方でもあまり認識されていません。この事は、ちゃんと知っておくべき事です。
糖尿病の合併症とは
神経障害 (末梢神神経障害 中枢神経障害 脳神経障害 心臓血管障害)
網膜症
腎臓障害
です。
糖尿病の方は必ずこの過程を経験されます。
また、なかなか治らない腰痛や肩こり、手足のシビレ、ひどくなると、脳梗塞や心筋梗塞、失明したり、手足を切断することになったり・・・。なども糖尿病の合併症です。
じつは、糖尿病は、合併症さえなければ、それほど、怖い病気ではないのです。
それと、もうひとつの問題は、血糖値がコントロールできているのに、合併症をおこすこともあります。
病院では、血糖値の管理はしてくれますが、合併症の予防対策までは、あまりされていないのが現状です。
糖尿病の治療で、大切なのは血糖値の改善です。
鍼灸治療は、薬を使わずに血糖値を改善できます。
副作用の心配はないので安心です。
東洋医学では、現代の糖尿病と同じ症状の病気を「消渇(しょうかち)」という病名で治療してきました。
治療において最も重要な事は、ドロドロになった血液を、サラサラに変えて血流をよくする事です。
糖尿病の人の血液は、中性脂肪・血小板が多く、高コレステロール値を示している事が多く、ドロドロしています。
この血流を良くする事と、血液自体の質を良くする事が治療のポイントになり、糖尿病の合併症を防ぐ事につながります。
このようなドロドロした血液を「瘀血」と言います。昔から「瘀血百病」と言われています。
これは、様々な多くの病の原因は瘀血が関係しているという意味で重要視してきました。
逆に考えると、これを改善する事で、様々な病気が防げると言えます。ただ、治療の効果の現れ方には個人差があります。
その人によって、また同じ人でもその日の体調によって、効果の現れ方は違ってきます。
ですが、糖尿病でお困りの方、血糖値を気にして毎日をお過ごしの方、
まずは、一度、来院して、鍼灸による治療を試してみられてはいかがでしょうか?
当院では、一人一人の患者さんに最適な治療を行うために、問診にてじっくりとお話をお伺いし、わかりやすく治療内容をご説明の上、施術させていただきますので、「鍼灸が初めて」の方でも安心してお越しください。